遠赤外線広角レンズの応用
2020-08-31
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遠赤外線(LWIR)マクロレンズの応用

遠赤外線カメラは、物体から放射される熱を検知し、温度の変化を赤外線量の変化として可視化・映像化するためのカメラです。
警備・防衛用、観察・研究用、温度、リモートセンシング、非破壊検査・測定など幅広い分野で応用されています。

今回は、前述の遠赤外線カメラ用に開発された拡大レンズ、遠赤外線マクロレンズの応用事例をご紹介させていただきます。


当社製遠赤外線カメラ用マクロレンズのラインナップは下記3種類ございます:

ラインナップ F値 WD
0.3倍 F/1.2 140~180㎜
1倍 F/1.2 50.8㎜
3倍 F/1.2 56.7㎜

 

事例①
1倍マクロレンズを使用し、ラズベリーパイの温度変化を撮影しました。

動画でお見せした通り、当社製の遠赤外線マクロレンズはWD(ワークディスタンス)が広いため、
レンズと撮影サンプルの間に余裕があり、撮影しながらでもサンプルの交換・移動が可能で、
より効果的に検査作業を行えます。



事例②

弊社製品の 0.3倍マクロレンズ を使用し、ラズベリーパイを撮影した画像。

矢印間の1㎜ピッチ間隔の温度差を撮影することができます。


事例③

弊社製 3倍マクロレンズで10㎜ × 10㎜程度のサンプルを撮影した画像。
矢印間の温度測定対象の大きさは約φ1㎜程度、それでも拡大して撮影可能。


このように、遠赤外線カメラ用のマクロレンズは、超小型のサンプルでも温度をモニタリングし、
撮影することが可能なので、微小物、電子機器検査、マシンビジョンなど様々なシチュエーションで活用できます。

当社MB-Smartは、先駆的な光学製品・ソリューションズをご提供致します。
ぜひ御社のご要望をお聞かせください。

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